インヴィテイション5 インヴィテイション5
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だから
そして
でも
いつか
きっと
しかし
つまり
それ故
告げる
……

誠二は自分が考えている本心を包み隠さずさらけ出す。 「兄さんを助けられるなら、何でもやれる。少なくとも、あの時点では、間違い無く僕はそう思っていた」  伏せていた顔を、さらに下に向ける。 「でも、今は……少しばかり、怖い。笑ってくれ、何でも出来るだなんて、思い上がりも良い所だったんだよ」  せめて兄には、その表情を見せないようにしているのか、床を見つめたまま誠二は続ける。 「兄さんだったらどうする? ……兄さんなら、全然悩まないのか……そうだよな、ただ僕を助けるために闘うんだろうな」  言葉には羨望が多分に含まれ、そしてどこか自虐的にも聞こえる。 「死ぬのは、怖い……でも、僕が一番怖いのはね、兄さん」  一人に、なる事なんだ。 「兄さんなら、一人でも、強く、逞しく生きていけるんだろうな。でも、僕はそこまで強くはない。兄さんにまで死なれたら、僕は、どうすれば良いんだ?」  だから、僕がすべき事は自然と決まるんだ。 「兄さんなら、純粋に僕を助けるためだけに僕を助けてくれる。でも、僕が兄さんを助けるのは、ただ僕が一人になりたくないからなのかもしれない」  教えてくれよ、兄さん。どうして僕は、こんなに弱いんだ? どうしたら、兄さんみたいに強くなれる?  誠二は顔を上げる。組んだ手は弱冠震えているが、その顔は毅然としている。